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ゆくポケくるポケ

  • 2019.9.30

ポケベルが9月いっぱいでサービス終了だそうです。
サービス開始が1968年で、実に50年の歴史が幕を降ろすわけです。

最近では、主に医療の現場で使われていたポケベルですが、世間的には、すっかり携帯電話やスマホに取って代わられ、2000年代に青春を過ごす世代の方には、ポケベルよりもポケモンの方が馴染みが深いように思います。また一つ時代が終わったのだと思うと、自分自身が確実に歳を重ねていることを実感するばかりです。

私のポケベルとの出会いは、高校生の時でしょうか。
1995年頃になるかと思いますが、まわりの友人たちが持っているポケベルに、公衆電話や家の電話で文字を送っていたのを覚えています。(自分は持っていない。)

友人から、番号を文字に変換する表なんかを渡されて、何か適当な言葉を送っていましたね。まだ携帯電話が普及していない時代。外出時には、公衆電話で10円をたくさん用意して、変換表とにらめっこしながら、番号をプッシュしていたのを覚えています。

どんな言葉を送っていたかは覚えてないんですが、「アイシテル」はなかったことだけは確かです。(数字を早くプッシュできれば、通話料も抑えられるので、早打ちが一つのステイタスになっていましたね。今でいうフリック入力の速さを競うみたいなものでしょうか。)

先日、都内で「みんなのポケベル葬」が行われたそうですが、その遺影には、1141064 と表示されたポケベルが掲げられていました。
語呂合わせの読み方で、「アイシテル」と読むのですが、この読み方がわからなかった私は、少し若いめのポケベル世代ということになるでしょうか。
(ポケベルに数字を通知できる機能が搭載されたのは、1987年から。文字を送れるようになったのは、94年からです。)

11 をアイと読めるかどうかですが、五十音の一番目の字ということで、最初の1は「ア」、2番目の1はイチという数字の読みかたの頭文字で「イ」と読ませるあたりが、センスを感じるところですよね。
(あと、10を英語のテンと読ませるところとかも、日本人の言語感覚は自由だなと思います。)

ニコニコ動画では、88をパチパチということで、拍手の意味で使われていますが、
ポケベルの文字変換では、スペースになったり、ハートマークになったりと、機種によって解釈が異なっていたそうです。
(違う機種を持つ人とのやりとりで、誤解されたりする場面もあったとかなかったとか)

日本人は、特に語呂合わせが好きな傾向があるなと感じるのですが、
ポケベルが流行った背景には、そういう日本人の気質も関連していたのかもしれないですね。(何かのパスワードとか、語呂合わせで設定している人多いですよね??)

そんなわけで、9月いっぱいで終了のポケベルですが、
私には、新たにポケモンブームが訪れています。

ということで、8181。
OKMでした。

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